東京都大田区の路上で同区の無職若松康則さん(18)が数人の男とトラブルとなり刺殺された事件で、警視庁蒲田署捜査本部は20日までに、殺人容疑で、主犯格とみられる東京都練馬区の都立高校3年の男子生徒(18)を逮捕した。
生徒は19日夕、練馬署に出頭。「殴り合いになって興奮し、やられる前にやろうと思って果物ナイフで刺した」と容疑を認めているという。捜査本部は現場にいたとみられるほかの少年3人の行方を追っている。
調べでは、生徒は葛飾区の少年2人=殺人容疑で逮捕=ら数人と共謀し17日午前2時35分ごろ、大田区蒲田の路上で若松さんの胸など10数カ所を刃物で刺し、殺害した疑い。
生徒は練馬区の暴走族メンバーで「敵対する暴走族とトラブルになり、16日夜に電話で呼び出した。若松さんと面識はなかった」と話しているという。
(共同)