オーストラリアのハワード首相は20日、豪ABCのラジオインタビューで、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議での合意を受け、凍結状態にある北朝鮮との外交関係の修復について協議するため、数週間内に北朝鮮に外交団を派遣する考えを明らかにした。
ハワード首相はこの日、ブッシュ米大統領と主に北朝鮮問題について電話で協議。首相は6者協議での合意について「大統領も私も先行きを楽観している。94年の米朝(枠組み)合意と比べ、中国など関係国が参加しているのは大きな強みだ」と評価した。
豪州は00年5月に北朝鮮と国交を回復したが、その後、核開発への懸念から平壌の大使館開設を見合わせた。昨年のミサイル発射や核実験への制裁として、北朝鮮船舶の入港禁止などを実施している。
http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200702200432.html